肝臓がんの手術  

 
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肝臓がんの外科手術

 
 
      
 肝臓がんでは腫瘍を切除する手術療法が,確実な治療法です。

 しかし,多くの肝臓がんの患者がウィルス性肝炎からがんを発症しているため,肝臓のどの部位からも発症する可能性があり,手術でがんを切除したとしても,そのがんとは関係なく,別の場所にがんが発生する可能性も高いのです。

 手術で切除した場合,治療後3年以内の再発率は60%にも達します。また,肝臓には大量の血液が流れているため,手術でも出血を起こしやすく,大量出血で生命に関わる可能性があり,1980年ごろまでは肝臓の手術によって死亡する確率は20%にもなっていました。

 しかし,現在では切除技術の向上,機械設備の進歩,麻酔管理技術等の進歩により,治療成績は向上し,現在では肝臓の手術で死亡することはほとんどなくなり,死亡率も2%以下になっています。

 肝臓がんの手術では,いかに出血量を少なくしてがんを切除するか,外科医の腕が問われるのも事実で,病院や医師の選択も重要になってきます。

 外科手術による治療成績は,日本肝癌研究会の報告によると,2005年において,1年生存率が88.2%,3年生存率が69.5%,5年生存率が54.2%となっています。

 肝臓は再生能力が高いため,肝炎や肝硬変がない場合,肝臓全体の4分の3まで切除が可能といわれています。しかし,がんが発見された場合,多くはウィルス性肝炎や肝硬変,アルコール性肝障害といった症状もみられることが普通です。

 したがってあまり大きく切除した場合,肝機能が低下し,生命の維持が困難になってしまいますので,検査データをもとに切除範囲は慎重に決定される必要があります。
 
 手術はステージ2までが対象であり,それより進行
した場合は対象外となります。また肝硬変の病変が進んでいる場合は切除する肝臓の量は少なくせざるを得ません。

 また,肝臓がんはリンパ節に転移することはまれであり,他の臓器でよく行われるリンパ節隔清は行われることはありません。

   
         
 
 
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  肝臓切除術の実際
 
 
   
 肝臓がんに対する肝臓切除術には,切除する区域によりそれぞれ呼称があります。

 がんのみを摘出する肝核出術から,切除する部分が拡大していく方向で,肝部分切除術,肝亜区域切除術,肝区域切除術,肝葉切除術,拡大肝葉切除術とよばれています。
下図参照 
画像提供 がん治療最新情報 http://www.kenko-msnet.jp サイト管理人より許可
     
     

 前述したように,肝臓そのものが血液を大量に含むため,手術には大量出血の危険がともないます。

 そのため手術には困難さを伴い,治療成績もよいものではありませんでした。それが1985年に肝臓を8ブロックに分けて,それぞれの部分だけを切除する区域切除術が実施され,出血量も大幅に下がり,治療成績も飛躍的に向上しました。

 手術による死亡率も80年代で15%,90年代で5%,現在では2%以下にまで減少しています。


 この表は治療方針のページでも掲示しましたが,下記表から分かるように肝臓がんの切除となる対象は,肝障害度がBまで,腫瘍数も2,3個までということがわかります。


   
 
 
 
  肝臓がんの腹腔鏡手術
 
 
      
 肝臓がんの手術では血管が複雑に走る肝臓は安全面から,腹部を切開し,直視しながら手術するのが一般的でした。

 近年治療技術の進歩により,開腹せずに,腹壁に孔を開け腹腔鏡を使って手術する手術がさかんに行われるようになりました。 
  
 この手術は,開腹をせずに,1cm程度の穴を腹部に3〜4カ所開け,そこから腹腔鏡につけたカメラ挿入し,モニターを見ながら行う遠隔手術です。

 開腹手術が大きく切開しなければならないのに対して,切開部分も小さいため,患者の負担が少なく,術後の痛みも少なく,傷跡も小さいという長所があります。

 この腹腔鏡手術を肝臓切除に用いる医療機関も増えていますが,大量出血などで,途中から開腹手術に切り替える場合もあり,リスクもあるので,高度な技量が要求されます。

 現在,この方法で手術をする医療機関は限定されていますが,最近では保険診療の適用にもなりました。
  


 腹腔鏡手術実施病院
     
  北海道大学病院 第一外科  
     
  岩手医科大学附属病院 外科   
     
  東邦大学医療センター大森病院 消化器センター肝胆膵外科  
     
  昭和大学病院 消化器・一般外科  
     
                                   
 
   
 
     
 
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