肝切除後の経過と対応 肝臓がんの治療

 

 
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肝臓がん手術後の経過

 
 
           
     手術後は,集中治療室(ICU)や回復室で治療を受けますが,不安定になりやすい呼吸・循環状態を監視したり,輸液や排液などの処置のために身体にチューブ類がつけられます。

 また,肝臓がんの切除による肝機能の低下で体内に水分やナトリウム(塩分)が貯溜しやすくなるため,水分バランスのチェックは大切です。

 さらに呼吸方法や排痰法をおこなって,肺合併症を予防するように指示されます。
 
 腹部にたまった余分な体液(血液,リンパ液,胆汁や眸液)を体外に排出するドレーン(シリコン製の細い管)は,引き抜いたりしないように注意しましょう。

 ドレーンからの排液に濁りがなく,発熱や腸閉塞の兆候がなければ,肝臓の機能は順調に回復しているといえます。

 ドレーンを抜くまで,肝硬変をともなわない場合で3日程度,肝硬変がある場合には2週間程度です。抜糸は術後1〜2週間の間に行われます。

 手術後3日から1週間の間にガスが出て,鼻から胃に挿入した管が抜け,水分から徐々に食事が始まります。
 
 一般に,手術による肝機能の低下の度合いは,肝硬変をともなうか否か,肝臓の切除範囲,もとの体力などでかなり異なりますが,順調であれば3週間ぐらいで退院になります。 

 その後1〜2か月の自宅療養が必要です。また,手術前と同じ生活に戻るには半年前後かかります。
 

   
 
 
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肝臓切除後の対応 

 
 
    人工肝補助療法
 健康な人の血漿を注入することで,肝切除による肝機能の低下で生じた欠乏物質(とくに血液凝固因子)を補充し,同時に肝臓で処理できない有害物質を除去するのが人工肝補助療法です。

 治療中に血圧低下,動悸,胸部圧迫感,発熱,悪寒などが生じる場合があります。このような自覚症状があれば,すぐに医師に伝えましょう。


薬剤による肝性脳症の予防

 肝切除による肝機能の低下すなわちアンモニアの処理能力の低下やアミノ酸の代謝能力の低下は,肝性脳症をひき起こしやすくします。

 したがって,肝切除後は,腸管内のアンモニアの影響を抑制するために,アンモニアの吸収を予防する薬剤(ラクツロース)によって便通をコントロールしたり,アンモニアの生成を抑制する抗生物質や肝性脳症の原因物質の脳内への取り込みを予防する特殊組成アミノ酸製剤を使用して治療する場合もあります。


安静について

 
手術によって障害を受けた肝細胞組織の再生をはかり,回復をはやめるには,できるだけ多くの血液が肝臓に集まるように,心身を安静にしておくことが大切です。

 ただし,手術後の安静度は,切除範囲と肝機能の回復に応じて異なりますし,安静にするといっても,手術後はさまざまな身体的・精神的な苦痛のために安静が妨げられることも多くなります。
 
 肝臓切除後の痛みや肝機能く低下によるだるさ,さらには,医療処置が昼夜にわたって続けられるために,ストレスとなってゆっくりと眠ることができず,イライラがつのり,無意識に大声を出してたり,突然ベッド上に立ち上がってしまうことは,それほどまれなことではありません。
   
 ペッド上での苦痛が最小限に抑えられるように,身体を動かしてもよい方向や範囲,身体の回復状況や今後の見通しなど,気がかりなことについて遠慮なく医師に聞き,身体の安静と精神的な安定が保てるように心がることが大切です。


傷の痛み
 
肝臓切除後の痛みは,傷全体の鈍い痛み,あるいは違和感程度といわれています。しかし,痛みの程度には個人差がありますし,ごく狭い範囲だけに鋭い痛みを感じ,しかもそれが続く場合は,別の原因も考えられますので,医師にすぐに伝えましょう。
さい。
 
 痛みが強い場合は肝機能の回復状況にもよりますが,座薬の鎮痛剤が処方されます。


食事について
 胃チューブが抜かれると,まず飲水が許可され、翌日には流動食が出されます。そして全粥食となった時点で高カロリー輸液が中止されます。
 
 肝臓がんの手術後は,消化管の機能低下や,傷口の痛みのために,食事が許可されても食欲がわかない場合もありますが,肝機能の回復を早めるためにも食事はできるだけ食べるようにしましょう。

 肝性脳症のおそれがある場合アンモニアの生成につながるタンパクの摂取が制限されます。(1日40g以下)
 
 
 
 
 
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