肝内胆管がんの最新治療・肝臓がん 

  肝内胆管がんは原発性肝臓がんの中では5%と少ない。

 
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肝内胆管がん(胆管細胞がん)とは

 
 
    胆道にできるがんをまとめて,胆道がんとよんでいます。

この胆道がんはさらに細かく分けて,肝内胆管がん,上部胆管がん,中部胆管がん,下部胆管がん,乳頭部がん,胆嚢がんに分けられます。

この中で,肝臓内にある胆管から発生した肝内胆管がんは,肝臓がんに区分され,原発性肝がんの5%を占めるにすぎません。

また,肝臓がんの多くは肝細胞がんであり,全体の95%をしめています。
 
   
     
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肝内胆管がんの原因と症状

 
 
         
   

胆管細胞がんの原因は,はっきりとは解明されていません。

同じ肝臓がんに区分されても肝硬変などの合併症がほとんど見られないことが,肝細胞がんと大きく異なる点です。

リスク要因として,日本では閉塞性慢性胆管炎,東南アジアなどでは寄生虫感染により起こることが報告されています。

また,胆石や糖尿病のある人は発生頻度がやや高いとされています。

近年,ウイルス性肝炎との関連も指摘されていますが,まだ,特定されるにはいたっていません。 


症状としては,初期はほとんどみられないため,症状は少ないので早期発見は困難とされています。

がんが進行し,肝臓内の胆管をふさいでしまうと,皮膚や白眼が黄色くなったり,尿の色が茶色になったりする黄疸となる場合もあります。

さらに,腫瘍が大きくなると腹部が張ったり,腹部のしこりがわかるようになります。

   
 
     
 
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肝内胆管がんの検査と診断

 
 
   


肝内胆管がんの診断は基本的には肝細胞がんと同じ検査を実施します。

検査内容としては,血液検査や肝機能検査,エコー,CT,MRI,血管造影などの画像診断をおこないます。

胆管細胞がんの可能性が強い時には,さらに胆管がんの腫瘍マーカーの検査や胆管撮影を行います。

そのほか,肝細胞がんと判別するためにも,肝炎ウィルスの検査,肝細胞がんの腫瘍マーカーであるAFPやPIVKA−2の検査も行います。

以上のような検査をおこなっても,胆管がんの確定診断が困難な場合は生検をおこないます。

   
 
 
 
 

肝内胆管がんの治療

 
 
   

肝内胆管がんは,早い時期から浸潤や転移を起こすケースが多いため,手術においては,画像診断ではとらえられない微小ながんの存在を考慮し,広い範囲を切除します。

肝内胆管がんの患者は肝細胞がんと異なり,肝硬変などの合併症も少なく,肝機能が良好の場合が多いため,広い範囲を切除しても,肝不全のリスクは比較的少ないとされています。

外科手術

肝臓を部分的に切除するだけでなく,関係するリンパ節も郭清します。さらに,肝臓外の胆管や太い血管を切除することもあります。
   
     

肝臓内の腫瘍が小さい腫瘤形成型ならば,肝臓の1つの亜区域または区域を切除するだけですむ場合もありますが,多くの場合は,さらに大きい領域を切除します。

肝内胆管がんの中には,胆管の内腔にがんが広がったり,胆管に浸潤しながら進行するものがあります。

この場合には,腫瘍が存在する部分だけでなく,肝管(肝臓内の胆管)や,総胆管などの肝外胆管も切除することがあります。

一方,肝内胆管がんは,リンパ節に転移しやすいがんでもあり,リンパ節へのへの転移が確認できないケースでも,予防的にリンパ節を切除します。

肝内胆管がんの場合,どのリンパ節にどのように転移していくのか,まだはっきりと検証されてはいため,リンパ節の切除範囲は医師や病院によって大きく異なっているという現状があります。

また,肝内胆管がんは,肝動脈や門脈,大静脈などの太い血管に浸潤することがあり,このような場合は,血管も切除します。

これらの血管は臓器の維持に必須のものであり,血管切除後には,人工血管や体の他の部分の血管を移植します。

生存率は病院によって異なり,画像診断上,がんを完全に切除できた場合,5年生存率は一般に30〜40パーセントですが,リンパ節に転移があるかないかによって,予後が大きく異なります。

転移していなければ、5年生存率は約50パーセントですが,転移が発見された場合,5年生存率は10パーセントにすぎません。


抗がん剤治療

肝内胆管がんの根治治療は外科切除であり,手術で完全にがんを切除できなかった場合や,手術が不能だった場合には,抗がん剤治療を行うことがあり,さらに放射線治療を併用することもあります。

従来からTS-1が有効とされてきましたが,2011年に,シスプラチンが新たに胆道癌において保険適応となり,ゲムシタビン(ジェムザール)とシスプラチンの併用療法が標準治療として実施されています。

肝内胆管がんは肝細胞がんと異なり,血管を多く含む腫瘍ではないため,肝臓注療法が効果的ともいえず,胆管に抗がん剤を注入したり,腫瘍に抗がん剤を直接注入する方法も試みられています。


放射線治療

肝内胆管がんは,放射線治療の効果が小さいがんとされています。

また,肝臓は放射線に弱いこともあり,従来は放射線治療を行うのは外科治療(切除)ができない患者に対してでした。

最近では,手術ができない患者だけではなく,手術後の補助療法としても利用されるようになっています。

肝門部の胆管がんの治療例ではありますが,放射線治療は手術後の補助療法として有効だとする筑波大学の報告があります。

進行がんの手術中または手術後に放射線治療を受けたクルー・プと受けないグループを比較したところ,受けたグループでは,5年生存率が34パーセントでしたが,受けないグループではわずか14パーセントでした。

また,化学療法と放射線治療を組み合わせた,化学放射線療法を実施しているところもあります。


免疫療法

現在,肝臓がんの肝細胞がんや肝内胆管がんに対しては,免疫細胞療法やがんワクチン療法をはじめ,様々な方法が試みられています。

なかでも東京女子医科大学の研究グループはは,免疫細胞療法とがんワクチン療法の併用によって治療効果を上げていると報告しています。

東京女子医科大学の研究グループによれば,切除後にこの免疫療法を受けた患者は、明らかに生存期間が延びたと報告しています。

特に,リンパ節に転移した場合,治癒切除を受けても生存率がきわめて低いため,期待される治療法でもあります。

 
 
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