肝臓がんの生存率  

 肝障害度や治療法によって異なる肝臓がんの生存率

 
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肝臓がんの生存率

 
 
         
      肝臓がんの生存率は患者なら,だれでも関心のあるところではありますが,これはあくまで,目安としてとらえるべきです。

 その理由は,途中で調査対象からはずれる患者や,がんと診断された時期が不明確な患者もいたりして,正確なデータが得られないことが少なくないからです。

 さらに,この数値は,あくまでも集団としての患者群を対象とした指標であり,患者それぞれの年齢や体質,がんの状態も異なるため,個々の患者の余命として単純に当てはめることはできません。

 また,調査対象となった患者の人数も問題であり,個々の病院が報告した生存率では対象者数が少なく,参考にできるかわかりません。

 したがって全国規模で行われたような,調査対象が多いデータの生存率がより信頼性のおけるものといえます。

 がんでは5年生存率がよく問題となりますが,それは治療後,再発した場合,多くは5年以内に起こり,それ以降は再発や転移は少なくなるため,5年生存率はがん治療の一つの指標となっています。

 ただし,肝臓がんの場合,肝炎や肝硬変を伴っているケースが多く,また肝炎ウィルスも駆逐できない場合もあり,残念ながら治療後5年以降も生存率は低下してしまうようです。

 以下のページに日本肝癌研究会の生存率のデータを示します。      
   
 
 
 
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肝臓がんの生存率データ

 
 
   
   
  肝細胞がん全症例における生存率は,日本肝癌研究会がまとめた第17回全国原発性肝癌追跡調査報告(2002〜2003)によると,3年生存率は52.5%,5年生存率は35.4%,10年生存率は 14.7%でした。

 また,肝臓がんの生存率は肝障害度がAかBかであるいは腫瘍の大きさでも異なってきます。基本的に障害度Cは手術の対象外です。

 肝障害度は,A=軽度,B=中等度,C=重度の3段階に分けられます。


 A=慢性肝炎か軽度の肝硬変レベル

 B=中等度の肝硬変レベル

 C=重度の肝硬変レベル

 肝細胞がんの肝障害度別長期生存率
(第17回全国原発性肝がん追跡調査報告 2002-2003年)
 肝障害度A   
   1年生存率  3年生存率  5年生存率
 2cm以下単発肝切除  96.9%  89.0%  76.1%
 2cm以下単発ラジオ波治療  97.8%   88.7%  83.8%
2cm-5cm単発肝切除   94.8%  80.2%  65.6%
2cm以下2個肝切除  92.7%  81.8%  60.5%
2cm以下2個ラジオ波治療   98.0%  85.6%  −

 肝障害度B   
   1年生存率  3年生存率  5年生存率
 2cm以下単発肝切除  93.7%  79.0%  58.3%
 2cm以下単発ラジオ波治療  97.2%  82.3%  −
2cm-5cm単発肝切除   90.8%  70.3%  50.6%
2cm以下2個肝切除  91.8%  68.5%  50.8%
2cm以下2個ラジオ波治療   97.3%  69.2%  −
 
 また,日本移植学会発表の肝臓移植の生存率(2001〜2004年)では国内で脳死肝移植を受けた18人のうち,現在14人が生存しており,生存率は1年79%,3年79%と報告されています。

 一方,生体肝移植後の生存率は,1年80%,3年78%,5年76%,10年69%と報告されています。


 また,転移性肝臓がんの生存率は高くはありません。その中でも大腸がんからの転移性肝臓がんの生存率は比較的高いと言えますが,それでも肝臓の手術を受けてからの5年生存率は25〜50%という値です。 
   
   
 
   
         
 
     
 
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