肝臓がんの治療決してあきらめない!

  肝臓がんの最新治療のすべてを紹介します。

 
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肝臓がんの治療 - はじめに

       
がん治療は日進月歩です。 近年,肝臓がんの治療においては手術などの治療技術も進歩し,新しい治療法も開発され,生存率も伸びています。また,最近では分子標的治療薬なども開発されています。

しかし,肝臓がんの再発や転移の完治は厳しく,まだ現代の医療はがんを克服できないでいます。

現在では,科学的根拠に基づく医療の概念(evidence based medicine )が定着し,様々ながんの標準の治療法が確立されることで,最も効果が高いとされる治療がどこでも受けられるようになりました。

しかし,現在の標準治療といえども,体質は一人ひとり異なるため,その治療法がその患者に最も適した方法かどうかという保証はありません。また,標準治療は時と共に変わっていくものです。

たとえ担当の医師から「この治療法でいきましょう。」といわれても,納得できない気持があるのなら,セカンドオピニオンにより,別の治療法を探すことも必要です。

担当の医師は,あなたにとって必ずしも最良の治療法を提供してくれるとは限りません。

「こんな治療法があったなんて知らなかった。」と 後悔しないためにも,このサイトは少しでも患者の方やご家族のがん治療を支援したいという願いから立ち上げました。

肝臓癌の治療法には手術以外にも,「ラジオ波・マイクロ波焼灼法」」「エタノール・酢酸注入療法」「肝動脈塞栓法「肝動注療法」「集束超音波治療」「経皮的肝灌流化学療法」「凍結療法」「肝臓移植」など,他の臓器とは異なる独特の治療法があります。

このように肝臓癌では,手術以外の選択肢が多いことも特徴といえます。



また,これまで,放射線治療は肝臓組織自体が放射線に弱いため,あまり適してないといわれてきました。

しかし,近年のピンポイント照射技術をより高めた,ノバリスやトモセラピーなどの機器の開発により,肝臓がんの治療に放射線が利用できるようになったのです。

さらには,腫瘍の中心部で最大のエネルギーを放射し,その後消失する重粒子線や陽子線は肝臓がんの治療にも成果をあげることができるようになりました。

この治療法では局所制御率が90%と高率で,肝機能がある程度維持されていれば,5年生存率も50〜60%と手術と同等の成果をあげています。

照射回数の少ない陽子線や重粒子治療は,放射線に弱い肝臓には適しているだけなく,患者への負担が少なく,高齢者でも治療が受けられるというメリットがあります。



抗がん剤もこれまで,肝臓がんに特に有効なものはないといわれ,治療法も確立していませんでした。
 

しかし,近年開発された分子標的薬,ネクサバール(ソラフェニブ)は,肝細胞がんの生存期間の延長を可能にしたのです。
 

腎臓がんの分子標的薬として承認されていたソラフェニブ(ネクサバール)は,2009年に,肝臓がんに対する使用にも承認されました。

ネクサバール(ソラフェニブ)は,細胞の増殖を抑制するだけでなく,がん細胞の血管新生をも阻害します。

この治療薬は腫瘍の縮小効果は,あまり期待できないものの,長期にわたり増殖を抑制する効果が維持できるとされています。



さらに,超音波で熱を発生させ,腫瘍を死滅させるHIFU(ハイフ)と呼ばれる治療法も肝臓がんの治療に取り入れられるようになりました。

このHIFUのメカニズムは超音波を一部に集中させることで,その部分を高熱にし,マイクロバブルを発生させ,腫瘍が瞬時に熱変性を受け,死滅するというものです。

HIFUは全く痛みを感じることなく,副作用もほとんどないという画期的なもので,これからその普及が期待されます。



皆さんは,是非このサイトを通して,このような治療法のメリット・デメリットを知っていただき,治療法選択の参考にしていただきたいと考えます。

日々肝臓がんの最新治療にも目を向け,有効な情報をお伝えすることで,できるだけ皆様のお役に立てられるよう努力したいと思います。

 
  今後とも,このサイトのご支援をよろしくお願いします。   
 
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肝臓がんの特徴とは

           
      肝臓がんは近年増加傾向にあるがんです。最近では,肝臓がんを発症する人は年間4万人を超えており,肝臓がんによる死亡者数は年間3万人以上といわれています。

死亡者数ではすべてのがんの中で,男性は肺がん,胃がん,大腸がんについで4位,女性では大腸がん,肺がん,胃がん,膵臓がんについで6位です。男女とも50歳代以降に多くみられます。

かつては,診断技術も進んでいなかったため,診断されたときには進行がんも多く,死亡率も高かったがんでしたが,近年では,診断機器の進歩や治療法の進歩,定期検診の充実などで,治療成績も向上しています。

肝臓がんは,はじめから肝臓にできる原発性肝臓がんと,他の臓器から転移した転移性肝臓がんに分けられます。

原発性肝臓がんはその約90%が肝細胞がんとよばれるもので,その他には肝内胆管がんや小児に発生する肝芽腫などがあります。
 


肝臓がんの原因は様々ですが,発症した患者の大半は,それ以前にすでにある種の慢性肝炎や,その肝炎から進展した肝硬変を発症しています。

いいかえると,肝臓がんの主要な原因は慢性肝炎または,肝硬変であり,慢性肝炎と肝硬変の患者は肝臓がんの予備軍ともいえます。

日本国内でみてみると,肝硬変の患者のうち約三割程度は,症状の悪化とともに肝臓がんを併発しています。

これを肝臓がんの患者側からみると約八割が肝硬変を併発しています。

つまり肝臓がんと診断された場合,多くの場合,肝硬変とがんの二つを発症しているというのが実態といえます。



日本に最も多い肝細胞がんは肝硬変とほぼ同じ症状を示します。

その自覚症状といえば,だるさ,食欲不振,体重の減少,顔色が悪い,といった程度なので,症状から自分で発見することはほとんど不可能です。

病状が進行すると,患部のはれや痛み,腹水といった症状や,他の臓器への転移などがみられますが,死亡するまで特に症状がみられなかったことさえあります。



肝硬変とも診断されていなくとも,血液検査,超音波検査,X線CTなどで偶然発見されることもあり,他のがんと同様,肝臓がんもまた,早期発見が大切です。

現在では,画像診断の著しい進歩によって,1cm程度の小さな肝臓がんでも,発見が可能になっています。

また,2007年にマイクロバブルによる超音波造影剤が開発されてからは,肝臓がんの診断はより容易になりました。

一方,血液検査では,腫瘍マーカーのなかで,AFP(アルファ・フェトプロティン)が約80%という高率で陽性を示すことで知られています。

このように肝臓がんの診断技術は確かなものがあり,特に,肝硬変と診断された人なら定期的検査を欠かさないようにすることが早期発見を可能にするうえでも大切です。

   
           

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肝臓がんの種類

     
  原発性肝臓がん
 
肝臓を構成している細胞自体が悪性化し,がん細胞に変化したがんが,原発性肝臓がんです。

原発性肝臓がんにはいくつかの種類がありまが,日本では,その90パーセント以上が肝細胞がんと呼ばれるものです。

このがんは,アメリカなどでは発症率が低く,がん全体のの2パーセント程度を占めるにすぎませんが,アジアやアフリカでは非常に多く見られ,特に,日本では発症率や死亡率が高いがんでもあります。

最近の10年間では,特に男性では,患者数が2倍に増え,2002年には,男性がん発症数全体の6パーセントを占め,死亡者数は13パーセントを占めています。



肝細胞がん

このがんは,文字通り肝臓を構成する肝細胞が,がん化したものをいいます。

通常は,肝臓がんまたは肝がんと呼ばれるほとんどは,この肝細胞がんのことを指しています。

肝細胞がんの原因は様々ですが,肝細胞がんを発症した患者の大半は,すでに慢性肝炎か,その肝炎から進行した肝硬変を発症しています。

これまでの研究により,肝炎の大半が,肝炎ウィルスにより引き起こされていることが明らかになりました。

この肝炎ウィルスには様々な種類がありますが,この中で,肝細胞がんの原因となっているのは主にB型とC型の2種類です。

日本では,肝細胞がんの約70%がC型肝炎ウィルス(HCV)の持続感染によるものと報告されています。

一方,アルコール性肝硬変から肝細胞がんが発生する場合は全体の数%にすぎません。


肝細胞がんは転移しやすいことも特徴ですが,多くの場合,肝臓の内部で起こります。

すなわち,肝臓内の原発した場所から,同じ肝臓内の別の場所に転移(肝内転移)が起こります。

しかし,肝臓以外の臓器や組織への転移(肝外転移)もあり,肝臓と隣り合う臓器である胆嚢や胆管,胃,それに横隔膜などに広がることもあります。

また,かなり進行すると血流に乗って肺や副腎,骨に転移することもあります。



肝内胆管がん

原発性肝臓がんには,肝細胞がんの他にも肝臓の内部を流れる胆汁の通り道である肝内胆管の上皮細胞が,がん化して生じる肝内胆管がん(胆管細胞がん)があります。

このがんの発症率は,原発性肝臓がん全体の5パーセント以下にすぎませんが,近年増加傾向にあります。

同じ肝臓がんでも,肝内胆管がんには,肝細胞がんとは異なる特徴があります。

肝細胞がんは前駆症状としての肝炎や肝硬変が多くみられ,これが食欲不振や倦怠感,浮腫,黄疸,貧血症状となってあらわれるため,検査を定期的に行うことで,早期に発見できる可能性もあります。

しかし,肝内胆管がんは初期には,特有の症状もないため,早期発見が困難とされています。

肝内胆管がんの原因として,肝臓内の結石や胆管炎,肝炎,潰瘍性大腸炎,先天性胆道拡張症などが考えられています。また,最近の研究では,肝炎ウイルスも原因の一つとされています。

有効な治療法は手術ですが,肝細胞がんと異なり,患者の肝機能が大きく低下していることは少ないため,肝臓を広範囲で切除する手術が行われます。

また,胆管がんに準じた抗がん剤治療が行われることもあります。




  転移性肝臓がん

肝臓がんは,体の他の場所に発生した腫瘍が肝臓に転移し,そこで成長する転移性肝臓がんと呼ばれるがんがあります。

体内で発生したがん細胞の一部は,血流に乗りって身をめぐり,最後は,肝臓の中の小葉に流れ着く可能性は高く,肝臓はすべての臓器の中で転移性のがんがもっとも発生しやすい場所となっています。

転移性肝臓がんの多くは,消化器に発生したがんであり,特に大腸がんは,肝臓への転移がもっとも頻繁に起こりやすいがんです。

このがんの症状は,原発性肝臓がんと変わらず,症状はかなり進行するまであらわれません。

転移性肝臓がんの治療法としては,化学療法や外科手術がおこなわれます。

しかし,他の部位へ転移していた場合,手術は対象外にもなるので,手術可能な患者は1割から3割程度です。

このがんは,肝細胞がんと異なり,肝硬変や慢性肝炎を合併していることは少ないため,肝臓を大きく切除することができます。

また,動注化学療法やエタノール注入療法,マイクロ波・ラジオ波焼灼療法がおこなわれることもあります。


   
           
           
 
 
  肝臓とはどのような臓器か
       
肝臓は腹部の右上方にあって,その重さは800g〜1400g以上とすべての臓器の中で最大です。

肝臓の臓器の特徴としてその自己再生能力の高さがあげられます。肝臓の8割を切除しても,数日のうちに細胞の再生が始まり,数ヶ月〜1年でもとの大きさに回復してしまいます。

肝臓の機能は血液を濾過し,その物質をもとに,胆汁や消化酵素,コレステロール,複合タンパク質などを生成しています。

さらには,体に有害な物質やアルコールの解毒などの機能もあります。また,鉄やグリコーゲン,ビタミンAやDなども貯蔵しておくことができます。

肝臓の下側には,肝臓に入る肝動脈や門脈,リンパ管,胆管,胆嚢などがあります。
 
   
     
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    肝臓構造図    
     
   
       画像提供 がん治療最新情報 http://www.kenko-msnet.jp     
 
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